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造園業者のお悩みにプロが答える! 刈払機の賢い選び方とは?

刈払機に求める性能は年々変化自分にピッタリの製品を見つけよう

これまで造園業者が刈払機に求めていた性能は、使いやすさや重量、パワーなどが主流でした。しかし近年、特に都市部においては刈払機の騒音・排出ガスが問題視されるようになってきたことで、状況が変わりつつあります。

エンジン式の刈払機の音の大きさは、機種によって異なりますが、一般的には90~100 dB(A)と言われ、騒々しい工場内や、電車のガード下、自動車のクラクションと同じくらいの騒音になります。

住宅街で作業を行う場合は時間帯によって非常に大きな音に感じるということがあり、近隣住民の方への配慮も必要になります。「刈払機での作業を住宅地でする際は事前に挨拶に回っている」という方もいらっしゃるでしょう。

そんな場合はなるべく騒音の少ないモデルを選びたいですし、一方、住宅地ではない場所であれば、やはり効率的に作業できるモデルを選びたいところ。そんな造園業者の皆さんのニーズに応えるべく、STIHLは豊富な刈払機のラインナップを展開しています。

また刈払機を新しく買い替えるなら、お得な下取りキャンペーンも実施していますので、合わせてチェックしてみてください。

造園業者にオススメの刈払機は?用途に応じた賢い選び方を

ここからは、Q&A方式。刈払機を知り尽くすSTIHLプロダクトマネージャーの相信が、造園業者さんからよく聞かれる質問にお答えします!

市街地で安心して使いたい

Q:市街地での作業が増えてきました。エンジン式の刈払機だと周りの家屋に音が響いたり、作業時間が決められたりしています。バッテリータイプだと静かだと聞きました。今までと同じ作業が、バッテリー式でも行えるのでしょうか?

A: 騒音対策は、造園業者さんから最も多く寄せられる要望のひとつです。実際に苦情を言われてしまった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。近年は特に、他者への配慮が求められる社会に変わってきていることから、市街地でも騒音トラブルにならないような刈払機を探されている造園業者さんが多いと感じます。

その解となり得るのは、性能向上が著しいバッテリー式刈払機です。動力源が騒音と排出ガスを発生しないため、周辺住民だけでなく作業者にも優しいのが嬉しいポイント。バッテリー式を使うことで、市街地でも安心・快適に作業できます。

最近はバッテリー式の性能が上がりましたので、エンジン式と同じように作業できます。その中でも、ナイロンコードだけでなく刈刃も使用ができる『FSA 90』と『FSA 130』がオススメ。

背負い式バッテリー『AR 2000』と組み合わせれば本体の重量も抑えられて、作業効率もバッチリです。

FSA 90

重量:3.2 kg
希望小売価格:49,800円(税別)

FSA 130

重量:4.5 kg
希望小売価格:64,800円(税別)

AR 2000

重量:7.8 kg
希望小売価格:78,000円(税別)

河川敷や広い草地をパワフルに刈りたい

Q: 一般造園以外に、河川敷の草刈りなど広い場所を刈ることがあります。26 ccクラスは持っていますが、やはり大型の機械の方が良いでしょうか。

A:河川敷などでは、細い草から太い草まで、多様な雑草が生えていますよね。広い場所や太い草が混じる場所では、ハイパワーの刈払機が有利です。ハイパワーモデルであれば、太い草でも躊躇せず刈ることができるから効率が良く、作業時間も短く済みます。

そこで有利なのは、やはりエンジン式。STIHLの豊富なラインナップならば、適した排気量・パワーの刈払機を選ぶことができます。

また、アドバンスハーネスを組み合わせて使うことで、身体への負担を更に減らすことができます。河川敷などの斜面での作業には、背負い式が使いやすいです。

太い草に出くわしたときにストレスなく刈りたいのであれば、『FS 120』・『FS 250』というパワーモデルをおススメします。合わせて『アドバンスハーネス』を使用すれば、身体への負担を軽減でき、楽に作業を行うことができます。

河川敷の斜面を定期的に作業するということであれば、背負タイプの『FR 235』もパワーがあり、おススメです。

FS 120

排気量:30.8 cm³
出力:1.3 kW
重量:6.3 kg
希望小売価格:40,000円(税別)

FS 250

排気量:40.2 cm³
出力:1.6 kW
重量:6.3 kg
希望小売価格:45,000円(税別)

FR 235

排気量:36.3 cm³
出力:1.55 kW
重量:10.3 kg
希望小売価格:45,000円(税別)

手軽に使える刈払機が欲しい

Q: お客さんのお庭で、少しだけ草を刈る作業を行っています。そんな短時間の作業に対して、燃料を作ったり保管する手間が無駄に感じています。そこで、最近話題バッテリー式を使ってみたいのですが、おススメのバッテリー式刈払機はどれでしょうか?

A:個人宅での作業がメインなら、騒音・排出ガス以外にもバッテリー式のメリットが出て来ます。それがバッテリーの共用です。ヘッジトリマーやブロワーもバッテリー式にしてしまえば、同じバッテリーを使い回すことができますし、これで燃料を作ったり保管する、といった面倒な作業から完全に開放されます。

また、バッテリー式はスパークプラグやエアフィルターなどの消耗品を使用していないので、メンテナンスの手間が少なく費用負担が少ないのもメリットです。個人宅であれば、作業を通じて低騒音であり排出ガスが出ないことを付加価値とする、ブランディングとして利用することも可能です。

エンジン式でも軽量モデルであれば手軽に使用できますが、使用前の準備や使用後のメンテナンスまで含めて考えれば、バッテリー式はより手軽です。そこでおススメしたいのが『FSA 56』。個人宅を少し刈る程度であれば、十分に作業できるはずです。

さらに同じバッテリーを共用すれば、バッテリー式ヘッジトリマーで垣根を整え、刈払機で草を刈り、ブロワーで吹き集める、というように、一つのバッテリーで全ての作業が可能になります。

レンタルプランも用意していますので、試してみたい、という方は是非『STIHLレンタル』をご利用ください!

FSA 56

重量:2.5 kg
FSA 56
AK 10 + AL 101付
希望小売価格:29,800円(税別)

作業の効率を上げたい

Q. バイクハンドルでは刈ることができる幅が狭いので、今はループハンドルを使っているのですが、安全面を考慮するとバイクハンドルの方が良いのかな、とも思えて……。現在は他社製の26 ccクラスを使っているのですが、おススメの刈払機を教えてください。

A: 『FS 26 C』はいかがでしょうか? STIHLのバイクハンドルは、作業する人の使いやすさを科学的に調整・設計した、"人間工学設計"のハンドル形状が特徴です。

身体の動きに加えて、刈払機の重心位置なども考慮したうえで形状が決められているんですよ。そのため他社製バイクハンドルよりも刈幅を大きく取ることが可能で、そのうえ疲れ難いのです。その結果、効率的に作業を行うことができる、というワケです。

人間工学設計を採用したハンドル

『FS 26 C』はエンジン始動もしやすく、同排気量帯では最もパワフルです。大変好評なモデルですので、是非ご検討ください。

FS 26 C




排気量:24.1 cm³
出力:0.9 kW
重量:4.9 kg
希望小売価格:49,000円(税別)

造園業を取り巻く環境は今、大きく変化しています。作業に応じて、状況に合った機種を選ぶ必要があるとはいえ、プロとして作業効率を落とすことは避けたいもの。だからこそ、自身の刈払機利用シーンを見つめなおして、STIHLのラインナップから最適な刈払機を選んでみてください。あなたの理想に応える「納得の1台がきっと見つかるはずです。