今回はエンジンオイル、チェンオイルの使用期限のお話をしたいと思います。
チェンソーを使用するうえで欠かせない2種類のオイル、2ストロークエンジン用エンジンオイルとチェンオイルですが、皆さんは使用期限があることをご存じでしたか?「混合燃料を作ったら早めに使えばいいんでしょ?」と思った方はぜひ続きを読んでみてください。
混合燃料はなるべく早く短期間で使い切る必要があります(取扱説明書では「数週間以内に使い切り、30日以上の保管はしない」としています)が、今回説明する使用期限は、未開封のオイルをいつまで保管できるのか?の期間です。食品の賞味期限や消費期限と同様に、オイルもいつまで使用できるのか?が判断できます。
ちなみにSTIHL エンジンオイルHP、HP スーパー、HP ウルトラの使用期限は製造(容器に充填した日)から5年です。チェンオイルの場合、シンセプラスは7年、バイオプラスは4年となっています。
これらの使用期限は未開封で高温多湿、直射日光を避けて保管している状態のもので、開封後はできるだけ早く使用してください。
それではオイルによって定められた使用期限をどのように判断すればよいでしょうか。STIHL 純正オイルには、パッケージに製造日(容器に充填した日)が記載されています。
製造日は「日.月.年」の順に数字で表示されています。
エンジンオイルとチェンオイル、それぞれのパッケージの表示例を見ていきましょう。
STIHL HP / HP スーパー / HP ウルトラ エンジンオイル
使用期限:製造日から5年
100mlボトル:
1Lボトル:
これらの例の頭の数字1桁(1や2)は製造上の管理番号ですので、製造日とは関係ありません。
STIHL シンセプラス チェンオイル
使用期限:製造日から7年
1Lボトル:
STIHL バイオプラス チェンオイル
使用期限:製造日から4年
1Lボトル:
5Lボトル:
以上、STIHL エンジンオイルとチェンオイルの使用期限と製造日の表示について説明いたしました。この機会にぜひ在庫のオイルの使用期限を確認してみてはいかがでしょうか。
エンジンオイルで5年、チェンオイルで4年または7年と期限は長いですが、開封後はこの限りではありません。特にエンジンオイルの場合、古いオイルは思わぬエンジントラブルに繋がりますので、いつ開封したか分からないようなオイルはもちろんのこと、未開封でも使用期限を過ぎたものは使わないようお願いいたします。