(株)スチールは、 2019年 5月15日より、世界初クイックストップブレードブレーキ搭載カットオフソー（エンジンカッター） STIHL TS 440の発売を開始いたしました。

STIHL TS 440は、切断作業中にキックバックが発生したとき、瞬時にブレードの回転を止めるSTIHL クイックストップブレードブレーキを搭載した世界初のカットオフソーです。作業者にとっては、ブレード上部を使用する作業も行いやすくコンクリート管や鋳鉄管などの切断作業が非常に楽になります。土木建設業、上下水道工事業などでの使用に最適なモデルです。

* 2019年5月9日現在。STIHLグループ調べ。

STIHL クイックストップブレードブレーキ

切断作業中のキックバックは非常に怖いものです。そのキックバック発生時にブレードの回転を止めてくれるのが、STIHL クイックストップブレードブレーキです。カットオフソー本体内のセンサーがキックバックの発生を感知すると、ブレーキを作動させ、ブレードの回転を瞬時に止めます。このため、キックバック発生時のケガのリスクを大きく低減します。また、エンジン始動時もSTIHL クイックストップブレードブレーキが働いていますので、エンジン始動とともに、ブレードが高速で回転しだすという危険もありません。この機構を世界で初めて搭載したモデルがSTIHL TS 440です。作業者にとっては、安全性が非常に高まり、キックバック発生時の強い味方となります。

STIHL クイックストップブレーキがもたらすもの

作業者は切断作業時、キックバックの発生を抑えるため、ブレードの上部部分での切断作業は、非常に行いづらく、使いづらいものでした。また、ブレードのガードもその上部部分での作業をなるべく避けるようにするため、可動域を制限していました。しかし、STIHL クイックストップブレードブレーキが搭載されたTS 440は、ブレードのガード可動域が大きくなり、ブレード上部での作業が行いやすくなっています。これにより、コンクリート管や鋳鉄管の下部の切断が容易になりました。また、壁際の床近く部分の切断も可能となり、効率よく作業が行えます。

便利な機能の数々

MDG 1での診断

最新の診断機STIHL MDG 1は、Bluetoothでパソコンと通信し、エンジンを始動した状態で簡単正確にメンテナンスサービス、故障診断や性能診断ができる世界で唯一のテクノロジーです。

TS 440もこのMDG 1での診断が可能。メンテナンス時間とコストの節約ができます。

セミオートマチックVベルトテンショナー

Vベルトの張り調整を、素早く、簡単に行えます。スクリューで時間をかけて張り調整を行う必要はありません。調整は非常に簡単ですが、常に最適な張力がVベルトに加えられ、Vベルトや、ベアリングの摩耗を低減します。また、エンジンパワーをロスなく効率的にブレードに伝え、作業もはかどります。

サイクロンエア制御ロングライフフィルターシステム

サイクロンエアフィルターが組み込まれたロングライフフィルターシステムは、空気がフィルターのところに達する前に80%のダストを取り除きます。この機能が、フィルターの寿命を何倍にも伸ばします。従来のようなフォームフィルターは、もはや必要ありません。日々のフィルター掃除も過去のものになりました。メンテナンスの手間は著しく減り、維持管理コストも大幅に減少します。

防振システム

的確な配置と計算された強さの防振スプリングが手に伝わるエンジンの振動を大幅に減少させますので、様々な作業現場で快適で疲労の少ない作業が行えます。

電子式給水コントロールシステム

アクセルを握っているときだけ、自動的に給水されます。手元のボタン操作で、水量の増減、給水停止が簡単に行えます。今までのような水量調整コックでの調整は必要なく、また、アイドリング時に無駄な水を流し続けるということもなく経済的です。

仕様