(株)スチールは、 2019年7月26日より、STIHLの新しいフラッグシップモデルとなる背負式ブロワーBR 800 C-Eの販売を開始いたしました。
STIHL ブロワーのフラッグシップモデル
BR 800 C-Eは、STIHL最高の風速と風量を持つモデルです。しかし、ブロワーの能力は、単純に、風速、風量だけでは表せません。実際に吹き飛ばしたい物体にどれだけの力が働くかが重要となり、その値の高低が作業効率の良し悪しにつながります。物体に実際に働く力をSTIHLでは「吹き飛ばし力」と呼び、力の単位N(ニュートン)で表します。吹き飛ばし力の測定はブロワー大国、アメリカでは規格として存在し、ノズルから125 mmの位置で実測されるものです。従来モデルや一般に市販されるモデルが30-35 N*という値に対し、BR 800 C-Eは、41 Nの吹き飛ばし力で非常に高い値を持っています。
STIHL最高* の風速と風量、さらに、吹き飛ばし力が最高* のBR 800 C-Eは、まさにSTIHL ブロワーのフラッグシップモデルです。
* STIHL実測値
吹き飛ばし力だけではない、作業性も向上
BR 800 C-Eは、その吹き飛ばし力だけではなく、快適に作業が行えるよう、様々な機能が装備されています。快適装備で疲労が軽減し、大きな吹き飛ばし力で作業効率がアップしたことで、今まで以上の作業をこなすことができます。
再始動も簡単、サイドスタート装備
BR 800 C-Eの大きな特徴は、エンジン再始動に便利な「サイドスタート」を装備していることです。作業中携帯電話に出たり、現在の作業場所から少し移動するために一度エンジンをストップすることがあります。そのあとの再始動時、通常だと背負っている機械を降ろし、スターターを引き、エンジンが始動したら再び機械を背負うという手間が発生します。しかしBR 800 C-Eは、一度エンジンをストップしても、機械を背負ったままサイドスタートを引けばエンジンが始動します。再始動の手間と時間を大きく削減します。
いつでも簡単に調整
快適に作業を行うためには、様々な調整が必要です。例えば、ブロワーチューブの長さや、コントロールハンドルの位置は、作業者や作業場所によって調整が必要となります。BR 800 C-Eは、この調整に工具を必要とせず、機械を背中から降ろすことなく、簡単に調整を行うことができます。
楽に背負える機能
背負式ブロワーでは、機械を背負ったときに感じる機械の重さや振動を軽減し、作業時の疲労を低減することが非常に重要です。機械はスプリングを介して背負部分に固定されています。このスプリングがエンジンの振動を低減し、体に伝わる振動を抑えます。また、人間工学を元に生み出された肩や腰部分のパット、胸ベルトは、機械を体にぴったりとフィットさせて機械と体が一体化します。これにより、歩いたり、体を左右に振った時にも、機械が遊ぶことなくぴったりと動作についていきます。そのため、機械に振り回されることなく、安定して、快適に作業を行うことができます。
保管とメンテナンスも簡単に
ブロワーチューブに取り付けられたリングと本体のフックで、ブロワーチューブを本体に固定することができるので、コンパクトで持ち運びがしやすく、保管時の省スペース化が図れます。また、本体背中部分(バックプレート)には大きな穴があけられており、壁に機械を掛けて保管をすることもできます。
新たに設けられたメンテナンス用カバーは、スクリュー1本でカバーが固定されており、カバーを外せば、スパークプラグの点検・交換やバルブのクリアランス調整に非常に便利です。
また、パソコンと接続された診断器MDG 1を使用することにより、故障診断を簡単に行うことができます。機械のメンテナンスも簡単に行うことができます。
仕様
モデル | BR 800 C-E |
エンジン | 4-MIXエンジン |
排気量 | 79.9 cm3 |
出力 | 3.2 kW |
質量 | 11.7 kg |
吹き飛ばし力 | 41 N (ニュートン) |
平均風速* | 81 m/s |
最大風速* | 97 m/s |
風量* | 1,700 m3/h |
最大風量** | 2,025 m3/h |
振動値 | 3.5 m/s2 |
希望小売価格(税別) | 100,000円 |
* ノズル取り付け時 **ノズル取り外し時